高校受験スタディHOME > 2012年度の入試動向 千葉県の高校

2012年度の入試動向 千葉県の高校

2012年度の入試情報

近年の入試傾向を徹底解説!

2012年度の入試動向

募集枠や選抜方法をチェック!

2012年度の入試要項

千葉県公立と私立の偏差値を比較!

2012年度 高校偏差値一覧
2012年度の入試動向

千葉県の高校

近年の入試傾向

千葉県の公立高校の入試制度は2011年度から大きく変わり、前期選抜・後期選抜ともに学力検査を実施、学力重視の選抜になりました。

前期募集枠は、普通科では募集定員の60%、専門学科では80%とする学校が多く、総じて前期に重きを置いた選抜になっています。

↑ このページのTOP


倍率について

2011年度前期募集の全日制課程の受検者数は前年度より1,558人減少して37,928人。

2011年度前期募集の受験倍率
県立・市立合わせて 1.82倍 2010年度の「特色ある入学者選抜」では2.30倍
市立の全日制 1.87倍 内定率は55.0%
(2010年度の「特色ある入学者選抜」では45.2%)
普通科 1.92倍 理数科は1.91倍
普通科・理数科(商業・工業等専門学科除く)の倍率
千葉高校 普通科 3.56倍
船橋高校 理数科 3.54倍
普通科 3.04倍
東葛飾高校 普通科 3.37倍
市立千葉高校 理数科 3.25倍
薬園台高校 普通科 2.75倍
千葉東高校 普通科 2.70倍

このほか2倍超の学校は、 検見川高校船橋東高校幕張総合高校(普通科)、小金高校松戸国際高校(普通科)、 柏高校(理数科)、佐原白楊高校市立稲毛高校(普通科)、袖ヶ浦高校(普通科)、四街道北高校佐倉高校柏の葉高校(普通科)など多数。

2010年度の特色化選抜では、倍率トップは船橋高校の理数科で4.20倍。
ほか3倍超の学校も千葉高校千葉東高校八千代高校東葛飾高校など数校ありましたが、学力検査導入の2011年度はやや落ち着きました。それでも上位校・人気校は厳しい入試であることに変わりません。

(以上、データは千葉県教育委員会)

専門学科の人気にも注目

東京都や神奈川県、埼玉県と同様に、募集人数の少ない普通科以外の学科も相変わらず人気を集めていますが、そのなかにも一定の傾向がみられます。

2011年度前期募集の倍率
看護科 2.09倍 外国語科 1.50倍
情報科 1.95倍 農業科 1.42倍
芸術科 1.69倍 商業科 1.42倍
家庭科 1.58倍 工業科 1.40倍

2010年度の特色化選抜と比較すると、これらの学科はほとんどが2倍超、学校別では3倍前後のところも少なくありませんでした。学力検査が導入された2011年度は、やはり全体に落ち着きました。

2011年度前期募集の倍率(学校別)
幕張総合高校 看護科 2.31倍
千葉商業高校 商業科 1.67倍
京葉工業高校 電子工業科 1.75倍
建設科 1.91倍
柏の葉高校 情報処理科 2.07倍
袖ヶ浦高校 情報コミュニケーション科 1.84倍
茂原樟陽高校 電子機械科 2.06倍
緑地計画科 1.84倍
成田西陵高校 生産技術科 1.88倍
旭農業高校 生活科学科 1.63倍
佐倉東高校 調理国際科 2.00倍
大網高校 食品工業科 1.94倍
八千代高校 家庭科 1.97倍
体育科 1.84倍
薬園台高校 園芸科 1.78倍
岬高校 園芸科 1.92倍
松戸向陽高校 福祉教養科 1.91倍
松戸高校 芸術科 1.75倍

(以上、データは千葉県教育委員会)

調理、生活科学など、食物・食品開発系、情報処理系、電子機械系の志望者が目立ちます。茂原樟陽高(緑地計画科)も注目されます。社会動向の先を読みながら、学科選びをしていることがわかります。

後期募集の倍率について

2011年度の全日制課程の受検倍率は県立・市立合わせて1.33倍。
(2010年度の後期募集・学力検査は1.35倍ですが、2011年度より新入試となったので、単純比較はできません。参考まで)

市立の全日制課程は1.36倍。志願者数は前年度より6,181人減少して16,404人。

普通科・理数科(商業・工業等専門学科除く)
東葛飾高校 普通科 2.86倍
千葉高校 普通科 2.58倍 理数科 2.31倍
船橋高校 普通科 2.17倍 理数科 1.69倍
市立千葉高校 普通科 2.04倍 理数科 2.31倍
薬園台高校 普通科 2.01倍

このほか2倍近い倍率となった学校は、泉高校(普通科)、八千代西高校(普通科)、船橋東高校(普通科)、小金高校(普通科)、佐倉高校(普通科)、四街道北高校(普通科)、佐原白楊高校(普通科)、市立稲毛高校(普通科)など。

募集枠の少ない専門学科でも高倍率校が多く出ました。

普通科・理数科(商業・工業等専門学科除く)
市立習志野高校 商業科 2.19倍
市立船橋高校 商業科 1.94倍
京葉工業高校 電子工業科 1.88倍
建設科 1.75倍
成田西陵高校 情報科学科 2.00倍
茂原樟陽高校 緑地計画科 2.88倍
電子機械科および電気科 1.75倍
佐倉東高校 調理国際科 2.13倍
大網高校 生産技術科 1.88倍
食品工業科 2.38倍
生物工学科 2.00倍
流山高校 園芸科 1.75倍
生活科学科 1.75倍
松戸国際高校 国際教養科 1.71倍
流山おおたかの森高校 国際コミュニケーション科 1.80倍
千葉女子高校 家政科 2.25倍
八千代高校 家政科 2.75倍
体育科 3.00倍
幕張総合高校 看護科 2.75倍
八街高校 総合学科 2.60倍

(以上、データは千葉県教育委員会)

人気の学科などは、前期と同じ傾向がみられます。茂原樟陽高校(緑地計画科)は前・後期ともに高倍率になりました。

↑ このページのTOP


千葉県の教育改革

魅力ある学校づくり

こうしたさまざまな高校が需要を呼んでいる背景には、千葉県が推進している「魅力ある学校づくり」が挙げられます。

たとえば、高大連携やキャリア教育など各高校独自の教育活動を支援する事業を進めています。“一校1キラ!” 活動もユニークな取り組み。

「入れる」学校から「入りたい」学校さがしのために、各学校がキラリと輝く特色や魅力をホームページなどで積極的に発信する活動です。

現在、県では新たな県立学校改革推進プランを策定、2012年度を初年度として10年計画で改革を進めています。

その計画の一部を紹介します。
●普通科の統合・学科再編成などを行い、総合学科や単位制を増やす。
●社会ニーズに対応して、医師、教員、介護従事者などを養成するコースを設置する。
●普通科と併置している専門学科について、生徒募集の在り方を検討する。
●専門学科について、英語科・国際科の教育をさらに充実させる。理数科を増やし、教育をさらに充実させる。

学力向上に関する取り組み

「学力向上に向けた優れた取組」として、検見川高校野田中央高校、印旛明誠高校、長生高校柏高校など14校が選定されています。

検見川高校は「カリキュラム編成に工夫が見られる取組」として、2学期制・50分授業・週32時間授業を実施、全教科少人数授業、進学ゼミの開講など。

野田中央高校は特進クラスを設置し、少人数授業や週2回7限授業、年2回の勉強合宿を実施、また英語学級日誌や英語で行うホームルームなどによって会話力養成。

印旛明誠高校は高1の国・数・英・理を習熟度別少人数授業、土曜進学学習会、代ゼミ提携によるサテラインゼミの実施など。

長生高校では、県の進学指導重点校として、また文科省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校として、45分7限授業の実施、進学課外講座の充実など。

柏高校(理数科)では高1で独自科目「サイエンスラボ」(週2時間)を設置、合宿などでフィールドワークを行い、高3の総合学習までつなげていく。サイエンスパートナーシップとして、千葉大学、筑波大学が研究協力。東京理科大での講座受講なども実施。

↑ このページのTOP


私立高校の入試傾向

千葉県の私立高校は、前期選抜と後期選抜の2本立てで実施しています。

2011年度は公立高校が新入試になり、前・後期とも学力検査が実施されることになったため、私立受験者が増えました。併願者が増えたことや、推薦入試では内申点が重視されるため、確実な合格をねらって私立志願者が増えたことなどが考えられます。

倍率の高かった学校
市川高校 前期一般入試(応募者約1,000人) 3.0倍
後期一般入試 2.3倍
昭和学院秀英高校 前期(応募者1,000人超) 2.9倍
後期 4.1倍
渋谷教育学園幕張高校 前期学力試験 2.4倍
後期 4.3倍
専修大学松戸高校 前期E類型 2.4倍
A類型 2.7倍
後期E類型 4.6倍
A類型 9.5倍

2012年度よりコース改編する学校として、千葉英和高校(共学・普通科)が特進選抜、特進文理、総進文理の3コース制になります。

私立も公立と同じく前期(1月)に重点を置いており、募集枠も大きく設定しています。したがって後期のほうが高倍率となるので、前期入試での合格をねらいましょう。前期は入試日が学校どうしで重なることが多いので、公立との併願も含め私立の志望校選びは早めに始めてください。

2012年度の動向に影響を与える要因として、2011年3月の東日本大震災も無視できません。これが千葉の私立にどう作用するか。一つは受験生の地元志向が広がるだろうということ。これにより、従来は東京に流れる受験者が、県内に留まる可能性があります。また、“近場の公立”を希望する生徒が増えることも考えられます。

いずれにせよ学校選びの際は、学校の危機管理、安全対策を調べておく必要があるでしょう。学校と保護者、また保護者どうしの連携が日ごろからできているところは、災害時にも力を発揮します。保護者会の活動などもチェックしておくとよいでしょう。

※入試に関する詳細は、各学校にご確認ください。

↑ このページのTOP