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2017/12/26(火)

「私立高校はお金がかかる」は本当か?(京都編)

私立高校は公立高校に比べて学費がかかる、というのは一般的なイメージとして定着しています。実際に、金額を比べると私立高校の方が高いのは確かなことです。しかし、国や地方自治体による授業料負担軽減制度等によって、保護者の負担が軽減されるのも事実。そこで、この記事では実際にいくらかかるのかをご紹介します。

文部科学省 平成26年度子供の学習費調査より

公立 約41万
私立 約99万5千円

これが、1年間にかかる学習費総額の平均額ということになります。ちなみに、学習費総額とは学校教育費(授業料、修学旅行費など)、学校給食費、学校外活動費(家庭での学習に使用する物品や図書の購入費、学習塾や習い事のための支出など)を加えたもの。「1人の高校生にかかる年間教育費」に限りなく近いものと言えるでしょう。

ここから、国の高等学校等就学支援金制度や、都道府県の授業料負担軽減制度等によって、保護者の負担が軽減されることになります。まずは、国の高等学校等就学支援金から見ていきましょう。

就学支援金(国制度)

公立 118,800円
私立 297,000円(世帯年収250万円未満程度の場合) 
237,600円(同250万~350万円未満程度の場合)
178,200円(同350万~590万円未満程度の場合)

上記の通り、世帯年収によって異なりますが、 私立高校の場合、公立高校の1.5倍から2.5倍の金額が補助されます。 さらに、私立高校の授業料については、都道府県独自の制度によって負担が軽減されます。京都府の場合は・・・

授業料支援補助金(京都府制度)

上限632,000円(生活保護世帯)
上限353,000円(年収250万円未満程度の場合)
上限412,400円(年収250〜350万円未満程度の場合)
上限471,800円(年収350〜500万円未満程度の場合)
定額50,000円(年収500〜590万円未満程度の場合)
定額50,000円(年収590〜910万円未満程度の場合)
※金額はいずれも年額。京都府内の私立高校(認可校)に在籍する京都府民の生徒の場合の金額です。

トータルの金額を比べてみましょう。

年間学習費(保護者負担)

公立:約41万円ー118,800円=約29万円
私立:約99万5千円ー297,000円ー353,000円(上限)=約345,000円
※世帯年収250万円未満程度の場合

となります。公立と私立の差は、わずか55,000円ほど。独自の教育理念、一人ひとりの生徒を手厚つく見てもらえるなど、多くの魅力がある私立高校。「お金がかかるから」と初めから敬遠するのではなく、ぜひ、公立校とともに選択肢に入れ、志望校選びに臨んでください。