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とうきょうとりつにし

東京都立西高等学校

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学校説明会レポート2010年度入試(2009年実施)

説明会名:学校説明会

開催日 天気 受付開始 開催時間 場所
2009年10月3日(土) - 9:30~ 体育館

申込み(予約)

申込み方法

HPハガキ電話FAX
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持ち物

申込み控え上履き

参加人数

父親の参加率

-

服装

フォーマルスマートカジュアルラフ

子供向け企画

-

配布物

学校案内入試問題/解説願書説明会レジュメアンケート用紙
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開始前の動画上映 - 西高生活の様子(行事、クラスマッチ(球技大会や百人一首)、林間学校、部活動の模様を紹介)
説明会時間:0分

プログラム1

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校長先生から挨拶と「西高等学校教育について」の説明

説明者:校長先生

昭和12年に府立第十中学として開校し、昭和25年に現在の「西高等学校」に名称を変え、平成19年には創立70周年を迎えました。2010年度の受験生は 65期生となるそうです。

<教育について>
「文武二道」、この言葉はどの学校でも持っている普遍的な教育方針であり、珍しいものではないが、西高等学校はかつての都立のにおいが残っているような学校なのだろうとお話しされました。

高校時代にしか出来ないことの中には、まず勉強がありますが、勉強だけで3年間を過ごすのではなく、今後の意欲につながる教育、大学に入っても伸びていってほしいという教育を目指しているそうです。

ま た、こんなお話しもありました。クラスも部活動も違う男子2人・女子1人が、”お菓子作り”という共通の趣味でチームを結成、全国高校生スイーツ選手権大 会の関東ブロックで予選を通過したというのです(10月18日にBSフジにて放送があるそうです)。このように、生徒たちには体験を積んでほしいとのこと でした。そして、知識と豊かな心を持つことで、立派な人間に育っていくだろうとお話しされました。

「自 主自立」については、必修で価値観を、選択で自発性を育てたいというお話しと、”必修と選択”についての説明がありました。指導については、頭を使って考 えるような授業を目指しており、このために教員研修も積極的に行っているとのことでした。このほか、教育課程のお話しがありました。

<課外授業・その他>
西高等学校には土曜特別講座(選択科目)というのがあり、中には保護者が受講できる講座もあるそうです。大学には必要ない内容もありますが、感性を高めてほしいための講座ということでした。

夏季講習では、自発的な学習態度の育成を目的とした講座が開かれます。また日常的な支援体制として自習室開放についてのお話しもありました。

知的好奇心を育てるの読書指導では、年間25冊(英語科は英語の本も)が必修で、生徒たちはこれを3年間続けていくそうです。

生徒たちは、多様な価値観を共有・共存し、居心地が良い学校生活を送っているそうです。学校に対する満足度は、生徒が94%、保護者が99%という結果が出ているとのことでした。

プログラム2

(~)

入学者選抜について

説明者:教務部の先生

” 西高等学校が期待する生徒の姿”について5項目が挙げられましたが、これは既にそういった生徒という意味ではなく、目指す意欲を持っている生徒を求めてい るとのことでした。入試の割合については推薦が2割、一般が8割で、1学年8クラス、1クラス40人だそうです。

<推薦>
配点の変更について説明がありました(項目に変更はありません)。変更内容は次のとおりです。
調査書(評定素点45×12)540点(昨年よりdown)、面接点120点(昨年よりほぼ同じ)、
作文点240点(昨年よりup)の合計900点満点。

配点の割合は次のように変更となっています。
(平成21年度→平成22年度)調査書:72%→60%、面接点:14%→13%、作文点:14%→27%。
調査書の点数を下げることで受験に挑戦しやすくし、その分、作文点を上げたとのことでした。

重 要なことについてお話しがありました。推薦でも一次募集でも”本校の期待する生徒の姿”を踏まえ、自己PRカードをしっかり書いておくことだそうです。こ れは、考え方が整理され、自分のことをきちんと説明できるためとのことでした。(なお、自己PRカードは得点化しないそうです。)

作文については、自由度が高いそうですが、与えられたテーマ(言葉)について、どう理解したのか、どのように考えるか(受け止めたか)、考えたことをどのように書き表すかという点がポイントであるとの説明がありました。

<第一次募集>
「9 割部分の選考」と「1割部分の選考」があります。
「9 割部分の選考」では5教科得点(700点)と調査書点(300点)の合計1000点満点で選考、「1割部分の選考」では学力検査(5教科の得点のみ)で選考されるとの説明がありました。

9割については、オール4+αが望ましいとのことでした。例えば、調査書点(評定素点51点満点)の1点は、総合1000点の中の6点に相当するため、場合によっては貴重な点となり得るそうです。

目指す得点については、国数英は6割(平均点。実際は70点平均)+α、理社は8割5分(平均点)+αが目安とのことでした。また、試験の本番ではケアレスミスをすることもあるので、満点を目指すよりはケアレスミスを少なく確実に点を取ることが重要だそうです。

受験者平均点については、西高等学校の公式サイトに過去6・7年分のデータを掲載しているそうです。また、その年の受験平均点を参考にするのが良いとのことでした。

最後に「西高校で学校生活を送りたい人に来てほしい」とお話しされました。

プログラム3

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進路指導・進路状況について

説明者:進路部の先生

やりとりのある授業、ハイレベルな・集中力が高い・密度の高い授業、そして大学に入っても伸びる授業を目指しているそうです。また、生徒の意欲に応えた り、支援にも力を入れており、日常的な補習では、個別指導なども行っているそうです。

自校作成の実力検査については、難関大学レベルの問題を作成することで入試問題に慣れていくようにするそうです。実際に、大学受験に合格した生徒から「本番のテストのほうが楽だった」という声があったとのことでした。

進路指導として、パネルディスカッションは1年生、訪問講義は全学年、進路ガイダンスは2年生で実施されるそうです。1年で職業研究、2年で大学研究(大学に見に行く)、3年で実力養成。この段階を踏んで進路実現(東大医学部受験など)していくのだそうです。

将来性に合う進路を見つけるための指導をすることで、目標に動機付けがされるそうです。そして卒業後、大学での目標がはっきりしているため、大学に入ってから伸びる生徒が多いとのことでした。

自立的な進路選択を目指しており、入れる大学ではなく、行きたい大学を自分で選び目標に向かって勉強することが重要であり、本人の意思に反した指導はしないとのことでした。

<進路状況>
年々、生徒の進路目標が高くなっているそうです。進学先の割合は次のとおりです。
難関大学26%、国立23%、早慶上理29%、GMARCH 13%、その他私大(薬学・芸術)9%
(※ GMARCH=学習院・明治・青学・立教・中央・法政)

東京工業大学(現浪24名)合格は全国で2位を誇り、学年全員が早稲田・慶應の合格レベルだそうです。また、クラスの1/3程度が偏差値上位で、東大や医大を目指しているそうですが、東大を無理に受けさせないという方針だということでした。

最後に、受験生の方々に「西高に入学して、この後に続いてほしい」とお話しされました。

プログラム4

(~)

学校行事・部活動について

説明者:生徒部の先生

はじめに、西高には”校則がない”というお話しがありました。その代わり”西高生活のマナー(ルールではなくマナー)”というのを設けているそうです。こ れは、自分たちで判断して行動する、それが西高校の生徒だという認識を持つこと、誇り・自覚・立志行動ができるようにということだそうです。
(教員は見回り等は行っているそうです)

<行事について>
5 月に行われる運動会は、実行委員会が主体となり生徒たちによって企画・運営が行われるそうです。その内容や競技・応援団、閉会式でのダイブのお話しがあり ました。その様子は写真でも紹介されましたが、なんと校長先生がダイブしている写真もあり、これには会場から笑いが起こりました。
また、行事などの際には学友歌(校歌ではない)が歌われるという特色があるとのお話しもありました。

このほか、昭和24年から続く伝統行事の林間学校、クラスマッチ、記念祭(文化祭)、美化委員による美化採点についてお話しがありました。美化採点の日は教室が綺麗になるので、”毎日美化採点にしたい”とお話しされていました。

<部活動>
部活動は41団体があり、加入率は93%(のべ121%←複数加入)で、そのうちの約40%は初心者だそうです。また、進学指導重点校の中では唯一の部活指定推薦校であるのも西高等学校の特徴です。

部活を頑張った生徒が、高い進路希望を実現していく傾向にあるそうです。部活を通じ、刺激されたり励まし合いながら頑張れるという気持ちが高まるのだそうです。

計画的・効率的な練習、メリハリとけじめのある活動をし、高いレベルで学習・部活の両立を目指しているとのことでした。

最後に「西高校は輝ける場所であると思う」とお話しされました。

質疑・相談等

質疑応答個別相談
- なし

見学

校内見学授業見学
- -

編集後記

今回の説明会では、一つひとつの説明が丁寧で温かみを感じられたことに大変好感を持ちました。

また、学校・先生が生徒たちの意志を尊重し、卒業後を見据えた教育を目指している点は西高等学校の大きな特徴であり、魅力を感じました。
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