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みょうじょうがくえん

明星学園高等学校 

スクール特集(明星学園高等学校の特色のある教育 #1)

生徒の個性を尊重し、自主自立精神を育てる、きめこまやかな教育

明星学園の教育理念は「個性尊重」「自主自立」「自由平等」。生徒の一人ひとりの個性をきめこまやかな教育により伸ばしていく学校です。制服がなく、校則もゆるやかで自由な学校生活について、取材してきました。

緑豊かな井の頭恩賜公園近くに位置する明星学園は、1924年(大正13年)に創立された小学校、中学校、高等学校からなる共学の一貫校です。子供たちの個性を大切にし、自己を確立する教育を行っています。同校が掲げる「個性」「自由」の教育について、明星学園中学校・高等学校の河住貴夫校長先生と生徒たちにお話しを伺いました。

生徒それぞれの個性を育む自由教育

明星学園は、大正時代に、画一的な教育に異を唱えて、生徒ひとりひとりの個性を尊重し、大切に育てるという目的で創立されました。小学校・中学校・高等学校、すべて統一した教育理念のもとに生徒たちの心を育んでいます。「まず大切にしているのは、生徒一人ひとりの個性を大切にし、伸ばすこと。個性が理由なく傷つけられたり歪められたりすることはあってはならないのです。そして自分の頭で考え、行動に移すという自主自立の力を育む。創意、発見のある学習態度はそれを促進させます。その結果として、それぞれが人生の岐路に立ったとき、自分の進むべき道を自分の責任で選べるようになるわけです」と語るのは、校長の河住先生。明星学園の掲げる自由は、校則がゆるやかで制服がないという見かけのことではありません。同校で保障される自由は、自分の責任で自分の道を選択できるということ。「また自分が自由であることは、他人の自由も尊重することを意味します。他者に対して、他者が幸福に生きる権利をうばってはいけないのです」。これが同校の教育理念「個性尊重・自主自立・自由平等」に繋がっています。

▶︎校長 河住貴夫先生

将来のために役立つ授業を選べる選択カリキュラム

では、どのように個性を伸ばし、自ら学びに向かう教育がされているのでしょうか。小・中・高の各カリキュラムは、生徒それぞれの可能性に応じられるように構成されています。「高等学校では、高校1年生は必修プログラムで学習しますが、高校2年生から、文系・理系・実技の各コースに分かれます。各自、自分が目指す道に沿ったコースを選び、自由選択科目では、より専門性の高い学びを得ることができます」。自由選択科目の中には、オペラ・ミュージカル、ボイストレーニング、サッカーなど、実技の専門分野に特化した授業があれば、大学受験を目指す生徒のために文系・理系の授業もあり、実に多彩。高校3年生では、必修授業のほか、選択必修授業、自由選択授業というカリキュラムになり、自分の目指す分野をより深く学べる機会を得て、夢への第一歩を踏み出すことができるのです。

三大行事は生徒たちの個性発表のステージ

教科外活動でも、生徒の自主自立をうながす教育に取り組んでいる同校。「自主自立というのは、ひとりでは成立しません。集団活動の中、生徒同士、または先生との繫がりの中で育ちます。教師が物事を決めるのではなく、生徒同士で話し合い、決定していきます。それがよく現れているのが本校の三大行事。体育祭・文化祭・音楽祭は、生徒たちが運営しています。各委員会がクラスの活動をサポートしながら、教師との間の調整役も担って、行事を進めていくのです」。体育祭ではオリジナルTシャツ作り、競技プログラムの構成など、毎年ハっとする企画が飛び出します。文化祭では、授業やクラブ活動の成果を発表することを基本にしつつ、ダンスや音楽のパフォーマンスを個人でエントリーできるのが特徴。また音楽祭で行う合唱コンクールでも、課題曲のほかもう1曲は自由に曲を選べるなど、各行事にゆとりを持たせて、生徒たちに自由な表現の場を与えています。

生徒インタビュー

N・Aさん 12年生(高校3年)和太鼓部のマネージャー(現在は引退)
N・Sさん 12年生(高校3年)陸上部の部長

▶︎写真 左:N・Sさん 右:N・Aさん

Q自由な校風で知られる明星学園について教えてください。

N・Aさん
私は小学生から高校まで、明星学園で学んでいます。この学校の良さは、教師と生徒の距離が近いことです。先生をあだ名で呼んでいますし、職員室は先生とのおしゃべりを楽しむために行く場所という感じです。やりたいことを自由にやらせてくれるところはこの学校の良さですが、その一方、やりたいことが見つからないと、時間が止まってしまいます。学校から「こうしなさい」と指示されることはないので、ボーっとして終わってしまう難しさはあり、強い意志があってこそ、自由の意味が生まれると思います。

N・Sさん
僕は公立中学から明星学園高等部に入学しました。中学から陸上をやっているので、先生から陸上部の強豪校である明星学園を勧められたのがきっかけです。生徒の雰囲気など、何も知らずに入学したので、自由過ぎて最初は驚きました。公立中学は、髪型、制服などすべて統一されていて、はみださないようにと教育されていたけれど、この学校には、髪の色をオレンジに染めている生徒がいたりして、想像を絶する世界でした(笑)。でも内部進学生は壁がなく、高校から入った自分もすぐ打ち解けられたので、友達作りの苦労はなかったです。この学校に入学して良かったと思っています。

Q明星学園はクラブ活動も活発ですが、どのような活動をしていますか?

N・Aさん
もう引退したのですが、和太鼓部でした。小学校の頃からやってきましたが、高校2年生のときは、部員とマネージャーを兼任していて、顧問の先生と部員を繋ぐ役割も担っていました。明星学園のクラブ活動は、顧問の先生がすべて決めるのではなく、部員の発言も影響力が大きいので、先生と生徒が一緒に和太鼓部を作っていくという意識でやっています。だから先生とも喧嘩をしたし、たくさんぶつかりあいました。でも、意見を言い合うことで、信頼関係も強まり、和太鼓部は成長したと思います。いちばん嬉しかったのは、高校1年生のときに出場した東京都の大会での優勝です。週6回、朝練、昼練、放課後の練習とずっと和太鼓の毎日で、全然遊べなかったけれど達成感はありますし、いい経験でした。

N・Sさん
僕は陸上部で400mハードルをやっています。練習は週5日、インターハイに出場して勝負することを目標にやってきました。楽しいと思う瞬間は、やはり試合で勝ったとき。練習は苦しいことの連続ですが、勝ったときの達成感は最高です。陸上部での苦労は、練習の厳しさもありますが、僕は部長として全体を見ないといけないので、競技とはまた別の苦労があります。部員は50人。誰かが休んだり、遅刻したりしたら、様子を伺ったり、注意したり、顧問の先生と部員の橋渡し役も担っているので、すごく忙しいです。正直、理不尽な経験もしたし、そのときは苦しかったけど、おかげで耐性がつきました。クラブ活動は、結構良い社会勉強になったと思います。

Q卒業後の進路について

N・Aさん
私は大学で心理学を学びたいと思っています。和太鼓部のマネージャーとして、部員の悩みを聞いたりしてきたのですが、ひとつの問題でも人によって捉え方が違ったりするのを知り、人間の心理に興味を持ちました。ある先生から「太鼓の音はその人自身を映し出す。私生活の行動が太鼓の音に影響を与える」というお話を聞いて、気持ちや行動が音に結びつくということに興味を持ったのも、心理学に惹かれた理由のひとつです。

N・Sさん
実は、僕も心理学を学びたいと思っています。ニュースなどでいろいろな報道を見るうちに「なぜこんなことをしたのだろう」と思うことがあり、日常生活での人間の行動とそのときの心理に興味を抱くようになりました。大学でもっと深く学びたいです。

Q受験生に向けて、明星学園の魅力をアピールするとしたら?

N・Aさん
例えば「和太鼓やりたいから明星学園に入りたい」という理由があってもいいし、逆に「何をしたらいいのかわからない」という人でも大丈夫です。やりたいことがなくても、同級生や先輩たちから刺激をたくさん受けて、やりたいことが見つかると思います。先生方も個人面談で丁寧に将来について考えてくださいます。今まで何をしてきたか振り返り、一緒に考えてくれますから、安心して入学してください。和太鼓クラブはおすすめです。

N・Sさん
この学校の生徒は個性的ですが、それも生徒の意志を尊重し、やりたいことをやらせてくれる校風があるからだと思います。いろんな分野で活躍している生徒もいて、刺激にもなるし、他の学校にはない魅力があると思います。

生徒たちの夢や目標、そして生徒自身の個性を大切にしていることがインタビューからも垣間見えました。インタビューの合間、河住先生が生徒から「先生、しっかりして!」とハッパかけられる場面もあり、先生と生徒の距離の近さをリアルに感じられました。生徒を押さえつけないので、生徒は自由に才能を開花させ、個性を伸ばしていける。生徒が自ら行動できるように場を与え、生徒を見守り、未来へと導く明星学園の伝統教育は確実に実を結んでいると言えるでしょう。

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