浦和第一女子高校 2010年説明会レポート
埼玉県立 浦和第一女子高等学校
第3回 学校説明会 2010年10月2日(土)10:00~
学校体育館にて開催。
合計4回(6月・9月・10月・11月)開催される説明会の第3回目の会に参加。
参加者のほとんどは保護者同伴。受験生のみ、保護者のみの参加もわずかに見られた。
当日の持ち物は、上履き、下足袋、筆記用具、昼食は必要に応じ持参。
■スケジュール
9:20~10:00 受付
10:00~11:25 学校説明会
11:30~12:30 授業公開・校内見学・特別講義・部活動紹介ビデオ
12:30~13:30 昼食・休憩
13:30~15:30 部活動見学・校内見学

■配布物
・浦和第一女子高校 学校案内
・第3回学校説明会案内
・一女トピックス(9月号・10月号)
学校周辺の飲食店/コンビニエンスストア案内マップ
・Q&A集
・学校説明会/授業公開受付票
・浦和第一女子合格体験記(文化祭実行委員会お受験パート作成)
●内田校長先生より挨拶
今年で創立110周年。県内で一番、全国的にも伝統のある女子高。
落ち着いた環境のなかで、一女独特のハイレベルな授業が行われている。
文部科学省の事業であるSSHも積極的に導入。
知・徳・体、3つのバランスのとれた総合力のある女性を育てることが、
本校の教育だと思っている。
浦和第一女子高等学校は青春時代を過ごすのに間違いなくふさわしい学校。
受験までこれからが正念場だが、諦めずに最後までがんばってほしい。
●音楽部による合唱
・校歌
・全国合唱コンクール(6年連続、32回目)で歌う自由曲
●学校概要「一女の授業、知の魅力」(教務主任:シンカワ先生)
義務教育はあと半年で終了。ところで勉強は楽しいですか?
いろいろな事がわかるので勉強は楽しい。
では何のために勉強するのか。
高校進学や大学進学のため?
もしもそう考えているのであれば、つまらない勉強。
人として、心豊かに、知的で素敵な女性であっていくための
勉強であると思ってもらいたい。
ものがわかるということは、人が変わっていくということ。
一女生はよく勉強すると言われている。
どのような生徒が成績が伸びていくか。
それは、ただ漫然と授業を受けてノートを取っていくのではなく、
主体的に考えてノートをまとめ理解を深めていく生徒。
(英語や古文など実際の生徒がまとめたノートをスライドで紹介)
【考える力をつける】
知識というものは学問の土台。
暗記も大切だが、一夜漬けで学んでいたのでは残らない。
人は言葉によって何かを伝えたり考えたりしようとする。
明確な意識を持って、今このことを伝えたい、だからこの言葉を選ぶ。
そんなことをも一女生は考えるようになる。
そして自分の周りの世界の知識を深めていく。
そういったことをめざして、一女の先生方は授業を作っている。
【一女の授業】
一女の生活のなかでは、「一女スタンダード」というものを身に付け、
人間的に大きく成長することをめざしている。
それは、幅広い教養と基礎学力の充実。そして文系での国語力と理系での数学力。それぞれの学問の意義を考えて勉強させていくことが、大学に行ってから大きな力になるということを考えて授業を実践している。
2年生までは学習の基礎作りと考え、3年生でそれが成長につながる。
文系・理系の選択肢は2年生で若干の科目であるが、それを縮小させることによりそれぞれの進路が考えられるようなシステム。
3年生の文系でも数学の授業が行われている。
自分で考え、自分で道を開くことを学んでいくなかで、いろいろな選択肢が出てくる。放課後の使い方は自由。それをどう使うかは皆さんが考えること。
他の進学校に見られるような7時間目、8時間目を使った強制的な補習などは行っていない。
充実した授業と整えられた環境での学習をコアとし、豊富なオプションが用意されている。それらを自ら選び、多彩に活躍するのが一女生。
【一女の入試】
昨年度から入試が変わり、今年度も同じ形になっていく。
前期募集2月16日(水)、後期募集3月4日(金)。
前期、後期とも学力検査を重視している。
中学校の成績、特別活動の実績は、あくまでも配慮するもの。
このニュアンスを理解してもらいたい。
「試験当日に点数をどれだけ取れるか」
250以上の中学から受験生を迎える私達が、中学校での実績・成績では判断しかねるために採った選択。
先輩たちがどのように勉強したのかは、
本日配布した合格体験記を読むと見えてくると思うので参考にするように。
●進路指導部の取り組みと成果(進路指導主任:カトウ先生)
入学時の進路志望は、4年制の大学が100%。
そのうち国立大学を希望する生徒が私立大学の5倍以上。
この状況を踏まえ、本校の授業は非常に多くの科目を学ぶカリキュラムとなっている。
2年生までは文系・理系とわかれてもあまり差がないように、具体的に言うと文系の生徒が日本史、理系が物理を学ぶ以外は同じ科目を学ぶカリキュラム。
入試に備えることと同時に、幅広い教養を身に付けることを目的としている。
本校の卒業生が社会に出てさまざまな形で活躍しているのも、非常に広い視野を持ってさまざまなことを学んだことが繋がっていると思っている。
【進路の取り組み】
(1)進路ガイダンスノートの活用
1年生から3年生まで、総合的な学習の時間に将来的な進路を見据えたガイダンスの時間を週に一回確保。
冊子を用いているので、その時の思いが綴られている。
(2)多彩な進路行事
東大・京大・一橋大等の志望者説明会(今春現役で合格した卒業生から生の声を聞く)など、一年を通してさまざまな進路に関する行事を開催。
(3)進路資料の充実
・赤本(大学入試の過去問)などの閲覧
・卒業生による合格体験レポート(本校にしかない貴重な資料)
【合格実績】
今年の春は、国公立大学は難関校を含めて103名、
私立大学は早稲田91名をはじめ、892名の合格者。
場合によっては東大よりも難しいといわれる国立大学の医学部にも9名が合格。
今年だけの話ではなく、国立大学は毎年コンスタントに100名以上が合格。
難関私立大学にも150名程度が合格している。
生徒と教師が3年間、本気になって取り組んでいる結果であると思っている。
●SSHの取組について(SSH担当・生物科:カンノ先生)
本校は県内に5校あるSSH指定校の一つ。
女子高でSSHの指定校となっているのは、全国でわずかに7校。
平成16年度から研究指定(3年間)
平成19年度から研究指定(5年間)
希望制として履修、主に放課後や土曜日などに活動しているが、
希望した生徒たちは大変喜んで取り組んでいる。
そのなかで、本校のSSHでの取り組みが高い評価を受けた。
「ゾウリムシの細胞内消化」3年生
第53回日本学生化学賞・全日本科学教育振興委員会賞受賞
ISEF2010日本代表として、米国カリフォルニア州サンノゼで行われた国際大会に出場(5月)。
SSHも本校の学ぶ魅力の一つになっている。
●生徒会長挨拶
(2学期より代が代わる)
生徒の目線から一女の魅力を紹介。
残念ながら校舎は古く、他の学校に比べても施設は行き届いていない部分はあるが、それ以上に誇れる魅力はたくさんある学校。
一女の魅力で外せないのは学校行事。
そのなかでも約一年かけて準備が進められる「一女祭(体育祭・文化祭)」は、一人ひとりの思いがこもった、その年の一女の集大成。
今年は天候にも恵まれ、大成功で幕を閉じることができた。
生徒同士でとことん話し合いをして、大いに反省もする。
この繰り返しが一女の伝統を築き上げてきたのだと思う。
今年とはまた違う文化祭を、来年皆さんと作り上げていくことが楽しみ。
一女生は、一人ひとりが生き生きと生活している。それは、自分がやりたいと思ったことをやりたいと思う時にやれる環境があるため。
自分もかつては、やりたいという素直な気持ちよりも周りの目をして我慢や遠慮しがちの一人であった。
でも目標に向かって努力すること、やりたいことを見つけるために考えること・・・。一女では一生懸命が当たり前。
やりたいという思いに素直になれる場所、それが一女。
一女生にとって周りの一女生は互いにライバルであり、心の支え。
ライバルとしての関係だけでは終わらない、本当に困った時に助け合える。
くじけてもまた立ち直ることができる環境が、大きな魅力。
一女での日々は、一瞬一瞬が大切な時間。友達同士や先輩・後輩が互いに一女生として尊敬し、認め合い、高め合える環境がある。
長い人生の中でたった3年間の高校生活。
一度しかない、かけがいのない3年間を一緒に送りませんか?
●学校紹介ビデオ上映
アナウンス同好会が作成した紹介ビデオを上映。
授業の様子、部活動、行事などを紹介。
●早朝漢文素読会メンバーによる漢文朗読披露
毎朝8:00から論語を素読し、一年で論語一冊を読みきる活動。
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<感想>
すべてのことに一生懸命。部活動や学校行事も、生徒が主体となって活動している様子がうかがえた。
ただ勉強ができるだけではなく、バランスの取れた総合力のある女性を育てようとしている学校側の姿勢に、生徒も自分の成長のために自らやりたいことを選んで応えていく。
本気で取り組むことの喜びと楽しみを実感できる環境が整っていることを、強く感じることができた説明会であった。
(編集員I)
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