私立高校

女子校

しょういん

樟蔭高等学校

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学校詳細

建学の精神、教育理念

一人ひとりが美意識を磨き、 自分なりの物事の判断基準を培う教育を展開

1917(大正6)年創立以来、「知(高い知性)・情(豊かな情操)・意(強い意志)」を建学の精神に掲げ、確かな学力、礼儀や身だしなみをはじめとする教養はもちろん、優しさや思いやりを持ち、精神的にも自立した女性を育てることを目指す。

2020年度からは「美意識」をキーワードに、美に対する意識や感覚を磨くことで、一人ひとりが自分なりの物事の判断基準を培い、問題を発見する力を養う教育を展開。具体的な取り組みとして、人前での発表をより多く取り入れ、アウトプットの機会を増やすことを行う。これには、自分の足りない部分を知り、新たな学びへとつなげていくという狙いがある。

教育の特色

希望の進路につながる、 実践的な学びを展開する6コース制

入学後にしっかり考えられる進路選択「総合コース」、そして、2年次から実践的な学びを展開する6コース制。
1年次は「国際教養」「身体表現」「総合」の3コース、2年次は「総合」が「看護系進学」「総合進学」「児童教育」「フードスタディ」の4コースへと、計6コースに分かれる。1年次には「総合的な探究の時間」での体験やイベントを通じて、自分の進路選択を考えることができる。

国際教養:手厚いフォロー体制で国公立・難関私立大学への現役合格を目指す。ネイティブ教員による英語や、選択制の理系授業も充実。総合的な学習では、英語で他教科を学ぶ「CLIL」も展開。長期休暇には、勉強合宿やさまざまな講座を設ける。

看護系進学:看護医療系大学や専門学校で学ぶための基礎学力を身に付け、現役合格を目指す。一人ひとりが受験に必要な科目を選択可能。看護系大学等の現役講師を招いた特別授業も年に数回設ける。看護実習や体験授業・学校見学も豊富に実施。

総合進学:全科目をバランスよく学び、基礎学力の定着を目的とする。第2外国語のほか、大阪樟蔭女子大学との連携授業、茶華道の講座など、多彩な選択制の特別講座を開講。探究の時間「My Time」では、自身の興味を探り、表現する方法を学ぶ。

身体表現:身体を使った自己表現を中心に、さまざまな表現方法に挑戦する。「身体表現」の授業では、一流講師によるバレエやマイム、演劇などの指導が受けられる。長期休暇中には『劇団四季』などの公演鑑賞や、出演者によるレッスンなど、本物の身体表現を学べる機会を設ける。全員参加の発表会もある。

児童教育:大阪樟蔭女子大学児童教育学科や附属幼稚園と連携し、豊富な保育実習を設定。ネイティブ教員による英語の授業も多く、“英語のできる先生”を目指す。保育技術検定の対策講座も組まれ、3年間を通して、実践的な乳幼児教育の学びが得られる。

フードスタディ:「Farm to Table」のコンセプトのもと、「食の知識」「食の技術」に特化したカリキュラムを編成。調理実習を3年間で約180~230時間設定。畑での栽培・収穫作業を通して、「食」に関する幅広い知識を得ることができる。高3時には、学びの集大成としておせち料理を作成する。

施設設備

クラブ活動を支える施設や食材にこだわった食堂など、私立ならではの充実した環境が整う

登録有形文化財に指定される記念館をはじめ、伝統校ならではの歴史ある建物が並ぶ。体育館が2つあるほか、身体を鍛えるマシンが並ぶトレーニングルームもあり、クラブ活動を支援する体制が整う。
生産農家から直接仕入れ、使う分だけ精米して炊くお米や自家菜園で採れた野菜など、食材にこだわる『ごきげん食堂』を設ける。「SHOIN DELIMORI BENTO」と称し、マイ専用弁当箱で、家庭に、生徒に、食堂に、地球にやさしい、予約弁当を作っている。

学校行事

修学旅行や中高合同で開催する行事を通し、 生徒同士のつながりを深める

修学旅行は2年次に実施し、クラスごとに4泊5日で、北海道を巡る。歴史的な背景の学習のほか、グループ散策や体験学習も行い、様々な角度から北海道を楽しむ。
9月の若葉祭は、体育祭と文化祭を併せた同校最大の行事。一番の見所は、体育祭で披露される高3の演技『青春の躍動』。生徒達がイチから作り上げるクラス対抗の創作ダンスで、3年間で習得した技術が存分に発揮された内容だ。
3学期には、2日間にわたって百人一首大会を開催。箏曲部による琴の演奏に始まり、準決勝・決勝戦は袴姿で戦うという、日本文化を体感できる催しだ。

部活動

全国レベルの表現系クラブをはじめ、 多くのクラブが活発に活動する

運動部、文化部のほか、ボランティアサークルも活発に活動する。全国大会常連のクラブも多数あり、なかでもダンス部・新体操部・バトントワリング部・ポンポンチア部の表現系クラブは輝かしい実績を誇る。文化部では、中高合同で活動する吹奏楽部が大阪府大会へ出場するなど、全国レベルの活動を展開。美術・工芸部は、ステンドグラスを使った作品作りに挑むなど、ユニークな活動を行う。
いずれのクラブでも身体表現コース以外の生徒も多数活動している。学校側でもクラブ活動を推奨しており、勉強とクラブ活動の両立を叶える体制を整えている。

進路指導

内部進学や充実した指定校推薦枠のほか、 外部進学コースには手厚いフォロー体制を整備

大阪樟蔭女子大学では「学芸学部」「児童教育学部」「健康栄養学部」の3学部と大学院が開設されている。

総合進学・児童表現・フードスタディ:
大阪樟蔭女子大学への進学が100%保障されており、進学にあたっては自分の学びたい分野を選択することができる*。また、関西大学や立命館大学をはじめ、充実した指定校推薦枠を利用して、外部大学への進学も可能。
*3学年1学期までの成績が基準以上であることが必要

国際教養:放課後講座や自習室の開放、夏休みの勉強合宿、対象者への個別指導など、手厚いフォロー体制を確立。英検講座も準1級まで開講する。

看護系進学:個別の受験指導が充実しており、看護医療系の受験に必要な小論文や作文などの対策講座も設定。看護医療系養成校の指定校推薦を利用して進学することも可能。

身体表現:総合力を評価する総合型選抜に入試に対応できるような論文・面接対策を行う。大阪樟蔭女子大学への進学も可能。

その他

思春期の女子を支える、多彩な取り組みを実施

・キャリアサポートクラス
教室で学習するのが苦手な生徒のために、キャリアサポート(CS)クラスを設置。CSクラスに登校し、担任やコーチングスタッフの指導のもと、個別学習を進めることが可能。

・プライドカード
日々の生活の中での一人ひとりの頑張りをたたえる小さな表彰状で、各家庭に郵送で送られる。生徒の成長を保護者とも共有しながら、継続して頑張れる姿勢を育む。2013年から始まり、もうすぐ発送数は3000枚に達する。

・自習室の開放
放課後や長期休暇には自習室を開放。20時まで自習が可能で、帰りは最寄りのJR・近鉄各駅へ教員の引率もある。

・英語力を育む万全のサポート体制
中高所属のネイティブ教員2名が常駐するi-Loungeや、大学の英語教育センター(ELTC)が常時開放され、昼休みや放課後に気軽にネイティブ教員との会話を英語での楽しむことができる。また、英検受験にも対応。外部の中学生向けに無料の英語レッスンも開催する。

制服

女子の“知性と華”

紺地の上着に深緑のネクタイを合わせた、清楚でかわいらしい制服。夏服は白のブラウスとなっている。
大正15年の樟蔭女子専門学校開設時に採用され、昭和2年頃には生徒全員が着用。以来、「高い知性と華のある女性」を育む理念とともに、この歴史ある制服は受け継がれている。

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