私立高校

男子校

けいおうぎじゅくしき

慶應義塾志木高等学校

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学校説明会レポート2010年度入試(2009年実施)

説明会名:学校説明会

開催日 天気 受付開始 開催時間 場所
2009年11月7日(土) - 13:00~ 体育館

申込み(予約)

申込み方法

HPハガキ電話FAX
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持ち物

申込み控え上履き

参加人数

約600人

父親の参加率

-

服装

フォーマルスマートカジュアルラフ

子供向け企画

-

配布物

学校案内入試問題/解説願書説明会レジュメアンケート用紙
- ○※1 - -

[ 入試問題/解説 ※1 ] 自己推薦入学試験概要、一般・帰国生入学試験概要

[ 備考 ] 「ことばと文化」、「欅」の抜粋、慶応義塾の一貫教育2009、後輩へのメッセージ、慶応義塾志木高等学校案内図

説明会時間:0分

プログラム1

(~)

校長先生のあいさつ 同校の校風と教育理念

説明者:校長 下村先生

慶應義塾志木高等学校の基本的な説明がされました。
冒頭ですが、生徒に対して学校選択は、したいことができる充実した学校選びをしてほしい。保護者に対しては、学校における教育面の特色を十分理解して、教育目標に向かって協力できる学校を選んで欲しい。

「 卒啄 (そったく) の機 」を例にとって、学校と生徒と保護者の3者の関係を文字って、良い学校選びのコツを説明されていました。

「 卒啄 (そったく) の機 」
卒は鶏の卵がかえる直前に雛が嘴で殻をつつく音。
啄は母鶏が殻をかみ破ること。
この双方の絶妙なタイミングの一致によって、健やかな雛が無事この世に誕生することになる。

続いて沿革の話です。

1948(昭和23)年 故松永安左ェ門氏によって寄贈された東邦産業研究所の敷地に、本校の前身となる慶應義塾農業高等学校が設置されました。

1957(昭和32)年 農業普通教育校から普通高等学校となり、現在の慶應義塾志木高等学校が発足しました。

第1回志木演説会も同年開催され、今年で107回目になります。

敷地は12万平米、生徒は720名で、関係者を含めると800名程度ですが、一人当たりは 150平米を占めている広大な敷地です。

同校の教育の話です。
2つの例をお話されました。

(1)同校は私立の学校であります。
(2)慶応義塾大学の一貫校であります。

私立の学校は、明確な教育の目標があります。
ちなみに、慶応義塾の目的は下記の通りです。(配布された 資料6 慶応義塾の一貫教育 2009/P8.9に記載)

<慶応義塾の目的=建学の精神>

慶応義塾は単に一所の学塾として自ら甘んずるを得ず。
其目的は我日本国中に於ける気品の源泉、智徳の模範たらんことを期し、之を実際にしては居家、処世、立国の本旨を明にして、之を口に言ふのみあらず、躬行実践以って全社会の先導者たらんことを欲するものなり。

福澤諭吉

具体的には、創立者福澤諭吉の慶応義塾にこめた思い、教育こそが社会変革の根幹であるとの確信は、上記の一文に込められている。人々の意識や習慣を変え、さ らにはそれは基に社会を改善する力が学問にあると考え、それをまず自らが「先導者」として実践し、多くの卒業生が彼に続いた。近現代の日本の歴史の重大な 場面に、慶応義塾の卒業生の姿があったことは偶然ではない。

とりわけ福澤諭吉が教育の成果として強調したいのが「気品」。これは外見や言葉遣いのことではなく、自然とにじみ出る人格の高潔さ、人間の大きさのこと。その中には、社会が直面する困難な課題を進んで発見し、その解決に率先してコミットしていく精神も含まれる。
「躬行実践」とは、口先だけでなく、自ら実際に行うことを意味する。
そういった精神と行動力を持った人を「先導者」と呼んで育てようとしたのである。

慶応義塾生として必要とされる人また、同時に慶応義塾志木高等学校にも必要とされた人とお話されました。
また、もう一つの慶応義塾大学の一貫教育校であるということです。

大学との連携の取れた授業もあります。大学で受ける授業を受けることができたり、大学で取る単位を高校でも取れるシステムが最近行われるようになりました。大学受験というハードルがない分、学校生活を思う存分楽しむことができます。

語学課外講座という日頃学べない語学を学ぶこともできます。スワヒリ語も学べます。クラブ部活動や生徒活動を謳歌する場が設けられています。やりたいことがやれるということが志木校の良いところです。行事ごとでは、クラスマッチや慶早戦など、様々な行事があります。

プログラム2

(~)

生徒会会長の学校紹介 学校生活とこれから入ってくる皆様へのことば

説明者:

パンフレットにないような学校紹介を行いました。

プログラム3

(~)

教頭先生からの説明 学校生活と入学試験概要

説明者:

こちらでは、校長先生の話をより具体的にお話をされましたが、入試概要について記載していきたいと思います。

<2010年度入試ポイント>
・ 2010(平成22)年度より自己推薦入試は、国内の中学のみではなく国外の日本人学校からの受験も可能となりました。

・自己推薦入試ですが、『慶應義塾志木高等学校を第一志望とするものに限る』と何度も強く訴えていました。

・ 自己推薦入試の第2次選考での面接ですが、グループ(生徒・先生複数)1回と個人(生徒1 人・先生複数)3回で、1回あたり10~15分程度だそうです。合計すると、一人当たり1時間面接を行い、個人の素養を見ます。充実した諸活動を行えば、 特に全国1位になったり、優勝しなくても「独立自尊」できることがあれば、それを入学願書にまとめて欲しいそうです。

・出願については、2010年1月6日(水)を配達日とする簡易書留・配達日指定郵便になります。

・自己推薦入試/一般・帰国生入試それぞれについてもそうですが、集合時間は厳守なので、気をつけてください。

・自己推薦入試を受けても、一般・帰国生入試を受けることはできます。

・一般・帰国生入試の補欠合格は、昨年度は、合格者発表日2/11のPM5時に電報でお伝えしました。

入学試験概要での補足は以上になります。

弊サイトでも入試情報はご覧になれますが、特に自己推薦入試の問い合せは下記の通りです。

<問い合せ期間/時間>
2009 年12月4日(金)~12月22日(火)までの火曜日、金曜日、及び12月24日(木)
時間:15:30~18:00
慶応義塾志木高等学校「自己推薦入試係」 電話:048-471-1527

<過去4年間の各教科の受験者平均点と合格者の平均点>
2009 年度 【英語】53.5 【数学】42.4 【国語】51.9 【受験者平均】147.8 【合格者平均】177.2
2008 年度 【英語】59.4 【数学】55.0 【国語】68.4 【受験者平均】182.8 【合格者平均】213.0
2007 年度 【英語】61.8 【数学】50.6 【国語】49.6 【受験者平均】162.0 【合格者平均】190.0
2006 年度 【英語】56.2 【数学】41.0 【国語】60.8 【受験者平均】158.0 【合格者平均】185.0

質疑・相談等

質疑応答個別相談
- なし

見学

校内見学授業見学
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編集後記

最後に、建学精神・教育の目標が明確にあり、学校が向かおうとする方向性が明確な学校であると感じました。それだからこそ、自己推薦入試を行い、より教育の目標に近い生徒の入学を強く訴えていた説明会と感じました。

単なる慶応義塾大学の附属だからと軽い気持ちで受けると、入試でも入学後もミスマッチが起こるので、冒頭、校長先生がお話された学校選択を慎重に行ってください。
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