私立高校

女子校

ふじむらじょし

藤村女子高等学校

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デジタルパンフレット

学校詳細

建学の精神、教育理念

個性豊かな女子の育成

創立者は、日本における女子教育近代化の先駆となった教育者である藤村トヨ氏。1932年に、前身となる井之頭学園女学部を創立した。藤村氏の教育観は知育偏重を避け、教育は「他人の知識の注入」ではなく「その人の個性の発展」であると考えたことから、「心身ともに健全にして 知・徳・体を兼ね備えた 個性豊かな女子の育成」を建学の精神として掲げている。その精神のもと、「自ら考え、行動し、表現できる人」を教育目標に置き、様々な学びを実践。

教育の特色

コースごとに特色のある探究活動

●アカデミッククエストコース(特進)
「学問」への興味を深める探究活動を通して、発想力と表現力を育む。1年次には、身近な吉祥寺の街を知ることから始め、2学期には三鷹にある杏林大学のゼミに参加。大学のキャンパスで学んだり、三鷹の商店街でフィールドワークを行ったりするなど、Z世代ならではのアイデアで地域の活性化に関わる。探究活動の中で探究サイクルを身につけると同時に、地域の課題解決に取り組み、大学での学びを身近に感じる。英語の授業は、週6時間のうち4時間、ネイティブ教員のみによるオールイングリッシュ。学校生活の中で、「使える英語」を身につけていく。


●キャリアデザインコース(進学)
「自分の人生をプロデュースすること」をテーマに、探究活動を実践。2年次の修学旅行をゼロから生徒がプロデュースすることが、このコースの大きな特徴である。旅行会社社員から企画立案や費用などについて聞くワークショップから始まり、費用の上限と決められた日数の中で、グループごとに国内外の旅行プランを提案。中間発表で、生徒や教員、旅行会社社員らによる投票でプランを絞りこみ、最終プレゼンを経て修学旅行先が決まる。情報経営イノベーション専門職大学との連携では、「マネジメント」や「マーケティング」に関するオリジナルプログラムを実践。企業訪問やクエストカップへの参加により、目標を具体的にすることで、大学の学部選びにもつなげていく。

●スポーツウェルネスコース
2年次から「教育・医療専攻」と「スポーツ健康専攻」に分かれて、ウェルネス社会を担う人材を目指すコース。運動部所属という制限はなく、文化部所属の生徒でも選ぶことができる。「キャンプ実習」「テーピング実習」「コーチング学入門」などから、15の実習を選択。順天堂大学の「女性スポーツ研究センター」と連携し、リーダーシップについても学ぶ。「教育・医療専攻」では、教育や医療(理学療法士、看護師など)の現場での活躍を希望する生徒をサポートし、「スポーツ心理学」や「子ども遊び場ボランティア実践」などの実習も用意。これらの活動を通して、自身の身体で感じ取り、他者と関わりながら協働的な学びを得て、自分らしい進路を切り開いていく。

施設設備

「メンターカフェ」など3種類の自習室

自習室は、大学生の学習メンターがいる「メンターカフェ」、静かに勉強できる「サイレント自習室」、教員やメンターに相談できる「学習相談室」の3種類を用意。自習室を利用する際は、生徒証のQRコードをかざし、利用履歴が保護者にも通知される。その他、蔵書3万冊の図書館やパソコンを設置したマルチメディア室など、探究活動に活用できる施設・設備が整っている。トレーニングルーム、3つの体育館、温水プール、テニスコート、柔道室など、運動系の施設も充実。売店(Yショップ)では、昼食のほか、学校指定用品を購入できる。

学校行事

「ホームルーム合宿」で藤村を知る

入学して数日後に行われる「ホームルーム合宿」(2泊3日)は、藤村を知り、学校生活を充実させるための大切な行事の1つ。クラスメイトとの仲が深まるだけでなく、学年全体の一体感が生まれ、面談を通して担任が生徒一人ひとりを知るための機会にもなっている。
「アカデミッククエストコース」の修学旅行は、ロサンゼルス語学研修。ホームステイをしながら語学学校のレッスンに参加し、現地の学生と交流するなど、オリジナルのプログラムを実施。「キャリアデザインコース」は修学旅行をプロデュースする前に、日帰り校外学習をプロデュースする。「スポーツウェルネスコース」は、修学旅行としては実施しないが、「キャンプ実習」「スクーバダイビング実習」「スキー実習」などを用意。「スクーバダイビング実習」では、同校の温水プールでの練習や筆記試験の勉強をした上で、沖縄でライセンスを取得する。

部活動

新体操、バレー、競泳などが強豪

1984年創部の伝統ある新体操部は、全国制覇を目指して日々練習に励んでいる。そのほか、バレーボール部やソフトボール部も強豪。校内には同じ法人が運営する「藤村水泳教室」があり、水泳教室の先生が競泳部のコーチにつく。中学からの内進生には力のある選手が多く、日本選手権水泳競技大会に出場するレベルの選手と切磋琢磨できる環境。文化部では、吹奏楽部や児童文化部(ハンドベル演奏)などが、吉祥寺の商業施設でのイベントで活躍している。ボーカロイド・クールジャパン研究会は、マルチメディア教室を活用し、日本の文化を発信。

進路指導

「指導」ではなく「支援」

どのような進路を目指し、どのような選抜方法で受験するか、生徒が主体的に目標を見つけて進む道を「支える」ことが学校の役割だと考えている。「これしか選べなかった」ではなく、自分が最も力を発揮できる選抜方法を選べるようにサポート。受験の機会や選抜方法の選択肢を増やせるように、英検取得にも力を入れている。各コースそれぞれの探究活動を通して、大学の学部・学科、企業、職業を知り、選択肢を広げた上で、自分らしい進路実現を目指す。

その他

「放課後カスタマイズ」

1コマ45分授業で、午前中に5時限目まで実施。3時限目と4時限目の間には、「補食」の時間もあり、昼食前に小腹を満たすこともできる。6時限目が終わる14時30分から放課後となり、主体的に活動を選んで自分流にカスタマイズ。学び残しがないように3つの自習室を活用し、その日に学んだことはその日に理解して帰ることを基本としている。

●40以上の講座
自習以外の活動として、部活動、講座、キャリア実践プログラム(アルバイト)を組み合わせる。講座は、英検対策などの学習系、大学生メンターによるキャリア系、教員が担当する教養系が40講座以上。「コスメの秘密」「ミュージカルの魅力」「VTuber体験講座」など、授業では取り扱わないような、興味・関心を広げる講座が多数用意されている。各講座は月に2回程度で、2回~4回で終了。修了証が発行されるので、総合型選抜などでも自分の強みとして活かせる。

●キャリア実践プログラム(アルバイト)
「キャリア実践プログラム」は、高校生の間に社会を知る経験をしてほしいという思いから導入。保護者の了承が必要であり、誓約書を提出して学業優先で取り組む。吉祥寺にあるお店からも協力を得て、求人票を掲示。求人票の見方やマナー、面接などについて学び、自分でエントリーする。保護者向けに社労士の話を聞く会なども開催し、社会の仕組みについて知ってからアルバイトを体験できるプログラム。

制服

組み合わせは25通り以上

正装はブレザーにネクタイ着用で、ボトムスはスカートでもスラックスでもよい。普段はオプションとしてリボンもあり、クールビズ期間はポロシャツも選べる。オプションにはグレーのベストとセーターだけでなく、着脱しやすいカーディガン(ネイビーとオフホワイト)も加わった。スラックスに合わせたトップスはオーバーシャツ。スカートはチェックのほか、ブレザーと同じグレーの生地もオプションで選べる。正装ではハイソックス着用だが、普段はくるぶし丈のソックスも可になるなど、生徒からの意見は生徒会と教員で話し合って導入を検討する。

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