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デジタルパンフレット

スクール特集(郁文館高等学校の特色のある教育 #8)

目標は最難関国立大学合格! 3年生3人が語る「東大クラブ」の魅力

郁文館高等学校では、2023年に部活動と同じ位置づけの「東大クラブ」を設立。同クラブに入部し、最難関国立大学合格に向けて勉学に励む生徒3人に話を聞いた。

郁文館高等学校では2023年に「東大クラブ」を設立し、2025年春には同クラブから東大現役合格者を輩出した。今年度は、中学生を含め約100人が所属。同クラブに入部し、最難関国立大学合格に向けて勉学に励む高校3年生に話を聞いた。

東大合格を目指すために活動する「東大クラブ」

同校では、2023年に部活動として「東大クラブ」を設立。甲子園出場を目指すために野球部に入るように、東大合格を目指すために活動するクラブに入りたいという気持ちに応えるためだ。クラブ活動の一環として、東大キャンパスツアーや東大クラブ顧問による学習カウンセリング診断、プロ講師や同校のベテラン教員による特別講習など、東大合格を実現するための様々な機会が用意されている。2025年春には、同クラブから東大現役合格者を輩出。放課後や空き時間には、チューターとして来校している国内最難関の国立・私立大学に在籍する学生たちに、進路相談をしたり学習サポートを受けることもできる。

※「東大クラブ」入部には一定の成績基準がある。

今年8月には、東京大学駒場キャンパスを訪問。同クラブのために特別講義が実施され、講義のあとには現役東大生・東大院生による座談会が開催された。昨年度は、同校からすぐ近くの本郷キャンパスに2回訪問するなど、モチベーションを高める機会も多数用意されている。学年を越えて仲間とともに学びに向き合い、今後の学習を加速させることを目的として、勉強合宿も実施。昨年12月には、同クラブに所属する高1から高3の生徒が参加して、2泊3日の勉強合宿が同校の校舎で行われた。高3は受験直前期の体調管理を考慮し通学形式とし、高1と高2は校内に宿泊。東大合格者を多数輩出する大手予備校等の外部講師による特別講義なども実施され、朝5時から夜遅くまで勉強に集中した。2日目の夜には、学生チューターとして同クラブを支える現役東大生を迎え、座談会を実施。勉強法や受験期の過ごし方、大学での学びなどについて、リアルな経験談が語られた。

▶︎東京大学駒場キャンパスを訪問

高2の秋から「東大クラブ」で活動している3年生にインタビュー

Mさん(「iP class」3年生  公立中学校出身)

――「東大クラブ」に入部した理由を教えてください。

Mさん 高2の冬に実施された勉強合宿に参加したいと思ったのですが、「東大クラブ」に入っていないと参加できないので入部しました。

――勉強合宿後に変化はありましたか?

Mさん 学校に泊まって、朝はいつもより早く起きて勉強できました。勉強モードへの切り替えがスムーズになり、朝早くから勉強する習慣が付けられて、その後もその習慣が生きています。勉強合宿だけではありませんが、高1から高2の学校生活を通して、朝5時に起きて、学校に6時半頃に来て自習する習慣が身に付きました。朝勉強するといいスタートができて、自信もついて勉強のモチベーションも高まります。

――「東大クラブ」に入って変わったことはありますか?

Mさん 勉強量が確実に増えました。入部する前から東大を目指していましたが、より東大への意識が高くなったと思います。クラブの総会で東大について教えてもらったり、東大生の話を聞いたりして、気持ちがより強くなりました。

――学生チューターはどのように活用していますか?

Mさん 今は学生チューターの方に週1で家庭教師をしてもらっています。1週間の計画を立てたり、前の週にわからなかった問題を質問したりしています。塾には通っていないので、チューターの存在は心強いです。

――「iP class」の雰囲気はどうですか?

Mさん 入学前は、勉強系のクラスなのでみんな硬いかなと思っていましたが、明るくていい雰囲気です。高入生でも疎外感などは感じません。

▶︎Mさん

――印象に残っている行事を教えてください。

Mさん 高1の郁秋祭(文化祭)です。起業体験プログラムで「はしまき」(割り箸に巻かれたお好み焼き風の食べ物)の模擬店をiP classのみんなと出店し、理事長賞を受賞しました。キッチンを借りてクラスのみんなで集まって、味や材料を変えてたくさん試行錯誤をしたので、より美味しくなったと思います。iP classは勉強も行事も全力で取り組むことができるクラスなので、仲間と一緒に一つのことをやり遂げられたのは大きな経験になりました。

――将来の夢を教えてください。

Mさん 東大の理科一類で学んで大企業に就職し、そこでビジネスパートナーを見つけて一緒に起業したいと思っています。起業して成功して、両親に親孝行したいです。

▶郁秋祭の起業体験プログラムで出店した「はしまき」の様子

▶︎みんなで試行錯誤して美味しい「はしまき」に

東大クラブ創設時に入部した3年生にインタビュー

Hさん(「iP class」3年生 郁文館中学校出身)

――「東大クラブ」に入部した理由を教えてください。

Hさん 東大に行きたいと思っていたので、クラブができたときに先生から声をかけていただき入部しました。

――「東大クラブ」に入って成長できたと感じる面はありますか?

Hさん 「iP class」とも重なっていますが、周りが本気で東大を目指している人ばかりなので、刺激をもらって自分のモチベーションにもつながっています。冬の勉強合宿にも参加しましたが、朝5時から自習室が開いていて、みんな4時半には起きて自習室に行くので私も行こうという気持ちになりました。その気持ちは合宿が終わった後も継続できています。以前は朝型ではなかったのですが、勉強合宿で慣れてきて、前より早く起きられるようになってきました。「東大クラブ」で一番ためになったことは、仲間ができたことです。 

――夏休みはどのように過ごしましたか?

Hさん 塾には通っていないので、学校の夏期講習などを受講しました。夏休み中は朝5時に起きて7時ぐらいまで勉強して、8時に学校に着いて夕方6時まで勉強して、家に帰ってからも勉強して、夜10時半ぐらいに寝るという感じです。

――「iP class」はどのような雰囲気ですか?

Hさん 勉強中心で、みんな頑張っているなと刺激を受けています。高い目標を持った仲間と切磋琢磨できる、よい環境です。

――「東大クラブ」以外に部活動に入っていましたか?

Hさん 書道部にも入っていました。小学生ぐらいから母に書道を教えてもらっていて、楽しいなと思っていたので本格的にやってみたかったからです。書道部は和やかな雰囲気で、高2から部長も経験したので、人をまとめることや協力して何かをやり遂げることも学べました。6段の上の特選まで取得しましたが、師範にはまだ届いていません。郁秋祭でライブパフォーマンスをやったことも、思い出に残っています。

▶︎Hさん

――クラスでの行事などで印象に残っていることはありますか?

Hさん 高2のPBLツアーでシンガポールに行ったことが印象に残っています。他のクラスとは違うプログラムで、サントリーやワタミシンガポール、UBS銀行などの現地オフィスを訪問して、起業や経営について話を聞いたことがよい刺激になりました。

――将来の夢について教えてください。

Hさん 将来の夢は外交官です。大学のオープンキャンパスに行って、国際文化を学ぶ学生から話を聞き、言語以外もいろいろな分野を幅広く学べるのがいいなと思いました。中学生の頃は、世界で起きている戦争のことなどを少しでも子どもたちにわかってもらいたいという思いがあったので、社会の教員になりたいと思っていました。今は、英語が好きで、世界を平和にするために直接的に働きかけることができるので、外交官になりたいです。英語は中学校に入学後にABCから学び始めましたが、よい英語の先生と出会えたので、英語の授業が楽しいなと思えて好きになりました。

▶︎熱心に勉強していることが伝わってくるHさんのノート

郁文館3大行事の1つ「夢の日」のMVDに輝いた3年生にインタビュー

Yさん(「iP class」3年生 郁文館中学校出身)

――2024年の「夢の日」にはどんなスピーチをしましたか?

Yさん 中2のときにカンボジア研修で訪れた孤児院では、それぞれに暗い過去がありながらも、子どもたちは心が温かくて優しかったです。そんな子どもたちを見て、自分は本当に幸せで、この日常は当たり前ではないと気づきました。そして、孤児院は単なる建物ではなく、つらい経験をした子どもたちが安心して過ごせる場所であり、子どもたちの幸せを支えているのだということにも気づいたのです。そこで私は2つのことを決めました。1つは、建築を通して人に幸せを与え、与えた幸せを守る建物を作ること。もう1つは、やりたいことがあれば積極的に挑戦し、最後まで自分を貫き通すことです。将来、自分の建築事務所を開き、社長になって、世界に名を轟かせる建築家になることを目指します、というスピーチをしました。

※毎年2月に開催される「夢の日」は、夢への達成度を振り返るとともに、新たな年度の決意と目標を設定する郁文館の夢の元日。もっとも夢に向かって突き進んでいる生徒としてMVD(Most Valuable Dreamer)が、郁文館中学校、郁文館高等学校、郁文館グローバル高等学校それぞれから選出される。

▶︎Yさん

▶︎「夢の日」にMVD受賞スピーチをするYさん

――建築家になりたいと思うようになったのはいつ頃ですか?

Yさん 建築に興味を持ったのは幼少期です。ものづくりが好きだったので、ざっくりとした夢を持っていました。この学校に入学し、夢は何ですかと聞かれてパッと思いついたのが建築家です。カンボジア研修に行って、衣食住が守られていることがどれほど大事かわかり、子どもたちが笑顔で暮らせるように、建築への思いがさらに強くなりました。

――「東大クラブ」に入った理由を教えてください。

Yさん 気づいたら入っていました(笑)。クラブができたときからだったと思います。都市工学の研究をしている東大生を学生チューターとして呼んでくださっているので、どんな研究をしているかとか、受験勉強や研究のアドバイスをしてもらっています。

――「東大クラブ」の活動で印象に残っていることを教えてください。

Yさん つい先日、東大の都市工学の教授にお話を聞きに行きました。なぜ建築を学びたいかについて改めて考えるきっかけになったと思います。都市工学は、街中で人がどのように歩くかなどを都市という規模で考えます。私がやりたいのは、内装などのデザインを通して、人の動きにどう影響を与えるか、どうやって人のつながりを生み出すかなどを考えることだと改めて確認できました。

――建築家になるために、今「東大クラブ」で頑張っていることを教えてください。

Yさん 自分がなぜ建築を学びたいのか、建築を通して何を実現したいのかを明確にして言葉にすることです。学生チューターの方や東大クラブの先生、大学の教授のお話を聞くたびに、自分の考えを話したり、質問を受けたりするので、考えを深めるきっかけになっています。建築には、都市全体を考える視点から、内装のように身近な空間を考える視点まで、さまざまな関わり方があることも知りました。今は、人のつながりを生み出す空間づくりという自分の軸を大切にしながら、そのために必要なことを学べるよう、東大クラブの仲間と切磋琢磨しながら受験勉強にも全力で取り組んでいます。

本番と同じ環境で類似問題に挑戦できる「都立併願自校作成型試験」

同校では、難関都立高校を第一志望とする受験生にも、大学受験やその先を見据えた最適な教育環境・進路指導を徹底した私学で学ぶことを選択肢の1つとして提供することを目的に、「都立併願自校作成型試験」を実施している。都立日比谷・戸山・青山など、都立進学指導重点校で出題される自校作成問題に類似した出題がされるので、都立受験の勉強で私立高校にチャレンジでき、かつ都立受験の最終準備としても活用できる。出題された問題用紙は持ち帰り可能で、受験生には模範解答を公開。
一般受験での合格者は、試験結果により国立選抜特待、もしくは全員特待の「iP class」へ繰り上げ合格となるチャンスもある。受験生からは、「本番前に同じ時程で実践できてよかった」「自信を持って都立受験に臨めた」などの声が聞かれるという。

▶都立併願自校作成型試験についてはこちら


<取材を終えて>
高3の生徒3人から「東大クラブ」での活動について聞いてみると、仲間から刺激を受けることでモチベーションも高まっていることが伝わってきた。予備校や塾とは違い、仲間として切磋琢磨できるのが「東大クラブ」の魅力だと感じた。

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