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目黒日本大学高等学校

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スクール特集(目黒日本大学高等学校の特色のある教育 #6)

1期生の日大合格率98%! 日大・難関大・スポーツ・芸能に特化した4クラス

目黒日大としての1期生が、2022年3月に卒業。日大への合格率98%を実現しつつ、充実した学校生活が送れる準付属校の魅力を取材した。

目黒日本大学高等学校は、通信制も兼ね備えた都内にある唯一の日本大学準付属校。2022年3月に1期生が卒業し、日大合格率98%という進学実績が注目されている。日本大学の準付属校としてのメリットや充実した学校生活について、広報部主任の天野正貴先生に話を聞いた。

生徒のニーズに合わせた4つのクラス

同校には「進学コース」と「スポーツ・芸能コース」の2コースがあり、2022年度から「進学コース」のクラス編成を一新した。高入生は、日大進学を目指す「N進学クラス」と、難関私大や医歯薬系の大学を目指す「選抜クラス」。中学からの内進生が国公立大を目指す「中高一貫クラス」と高入生は混在せず、それぞれの目標に合わせたカリキュラムが組まれている。

「スポーツクラスと芸能クラスの生徒は土曜日の授業はなく、35コマの中でしっかりと学習します。N進学クラスと選抜クラスは土曜日にも4コマ授業があり、どちらもカリキュラムは同じです。しかし、選抜クラスは演習中心にするなど、進みと深さに差があります。また、主要科目のトップ層には、放課後に本校の教員が特別課外授業を実施。本校ホームページに、『自分にぴったりのクラスを探そう!』というポップアップバナーを作りました。クラスごとに生徒の感想も紹介しているので、参考にしていただきたいです」(天野先生)

「N進学クラス」では、日本大学への進学に特化した指導を行っている。日東駒専と呼ばれるゾーンの中でも、日大の入試は難化していると、天野先生は説明する。

「偏差値60の私立高校でも、日大の合格率は3割程度という例があります。そのような中でも本校は、準付属校としてのメリットを最大限に活かして、日大への進学を実現させます。目黒日大としてスタートしてからの高校1期生で、内部進学制度を使って日大への進学を希望した生徒は227人いましたが、そのうち222人が合格しました。ほぼ通塾なしで、日頃の授業と夏期・春期の講習、基礎学力到達度テスト*の対策講座などで98%が合格。コロナ禍でいろいろと制限がある中でも、1期生が頑張ってついてきてくれました。しかし、その中には第3希望の学部に入った子もいるので、目標をさらに高くして、全員が第1希望に進めるようにしていきたいです。そのためには、付属校に約1万人いる同学年の中で3000番から4000番、学部によっては5000番ぐらいまでに入らなければなりません。N進学クラスの生徒がそのゾーンにきちんと入れるような体制を、これまで以上に強化していきます。さらに付属特別選抜方式(定員枠あり・併願不可)もあるので、基礎学力到達度テストによる選抜と合わせて第1志願100%達成を目指していきます」(天野先生)
*基礎学力到達度テストは、高1~高3の4月、高3の9月に実施(全4回)。

▶︎広報部主任 天野正貴先生

準付属校のメリットを活かして充実した学校生活

日大の付属高は、基礎学力到達度テストの標準化点によって順位を出しているという。同校は、26校の中でかなり上位になったと、天野先生は説明する。

「当初は25位だったので、この変化に驚く人も多いです。しかし私たちは、こうなることを目指して目黒日大としてスタートを切ったので、当然の結果とも言えます。N進学クラスの通塾率、ほぼゼロです。Wスクールをしなくてもよいので、放課後の時間を勉強以外に使うことができます。準付属校のメリットがあるからこそ、部活や委員会に全力で取り組んでも、希望する日大の学部に合格することが可能なのです。生徒たちからも、コロナで制限はあったものの、学校生活を存分に楽しめたという声が多く聞かれます。また、エスカレーター式ではないのも、本校のよいところです。高校入試が終わり、よほどのことがないかぎりそのまま大学に行けるエスカレーター式では、努力をせずにだらけてしまう可能生もあります。本校の場合は内部試験があるので、勉強と課外活動、行事など、メリハリのある学校生活を送ることができるのです」(天野先生)

同校への推薦基準はオール4が目安となっているが、一般入試の場合は中学校の授業内容をしっかりやっていれば、それほど狭き門ではないと、天野先生は語る。

「推薦基準は他の付属校とのバランスがあるので、オール4になっています。しかし、正付属と違い、教育内容などに関しては準付属だからできるフットワークの軽さがあります。教員たちが『このような指導をしたい』と提案すれば、すぐに取り入れることも可能です。例えば、今年度から授業時間を50分から45分に変えて、全体の授業数を増やしたのですが、それも昨年に案が出て、もう今年度に実行できているのです。自主性を持って変えていくことができるのが、準付属のいいところだと思います。そしてそれが、1期生の進学実績としても表れているのです」(天野先生)

準付属としてのメリットを活かし、今後はさらに高大連携も強めていくという。

「スポーツ・芸能コースは、特に日芸(日大芸術学部)としっかりつながりたいと考えています。今でも学部訪問などは可能ですが、今後は内部進学の枠などがもらえるようにしていきたいです。1期生は、芸能クラスの生徒も含めて、日芸を10人受けて10人すべて合格しました。これまでの伝統で良い所は継承し、目黒日大として変えるべきところは大きく変えていきます。本校は、通信制も兼ね備えた、都内にある唯一の日大準付属校です。生徒の自主性を見守りながら、それぞれのニーズに合ったコースで学べる環境が整っています」(天野先生)

<取材を終えて>
日大の付属校であることは、日大への内部進学や高大連携のメリットも大きい。準付属である同校は日大とは別の学校法人が運営しているため、内部進学や高大連携のメリットもありつつ、独自の改革も進めやすいという強みがある。

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