私立高校

共学校

たちばながくえん

橘学苑高等学校

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学校詳細

建学の精神、教育理念

正しきものは強くあれ

創立の精神は、「心すなおに真実を求めよう」「生命の貴さを自覚し、明日の社会を築くよろこびを人々とともにしよう」「正しく強く生きよう」。太平洋戦争のさなか、戦争を行った人間の愚かさを憂えて、「新しい日本の文化を生み出すには、教育からはじめなければならない」という信念のもと、1942年に土光登美氏によって創立された。1945年には、息子の土光敏夫氏が理事長・校長に就任。土光敏夫氏は、財界人として日本経済を牽引し、国家の行政改革に取り組む一方で、母の理想を貫き、私財のほとんどを投じて次代を担う若い世代の育成に尽力した。二人の教育に対する理念・信念は教育方針として根付き、教育内容にもしっかりと受け継がれている。

教育の特色

3コース制

<特進選抜コース>
高い学力と教養を身につけ、難関大学進学を目指すコース。
基礎学力の定着から発展的な学びへと段階的に成長できるカリキュラムを採用。リメディアル教育や学習サークルを活用しながら、自学自習の習慣を確立し、演習を重ねることで確実な実力を養成する。
また、英検2級以上の取得を目標に、実践的な英語力を強化。海外研修を通じて、グローバルな視点で課題を発見・解決する力を養い、社会の一員として主体的に行動できる人材を育成する。

<文理総合コース>
多くの知識と思考力を身につけ、将来に必要な生きる力を養い四年制大学進学を目指すコース。
1年次のリメディアル教育で基礎を固め、学習の土台を構築。定期テストや模擬試験の事前・事後指導も徹底し、生徒一人ひとりの課題に寄り添いながら、小さな「わからない」も丁寧に拾い上げ、確実に理解へと導く。
身近なテーマから社会・地球課題へと視野を広げる探究学習を展開。研修旅行やフィールドワークを通じて実践的に学び、論文作成や発表を通して思考力・表現力を高める。

<デザイン美術コース>
本物と出会いながら基本的な技術と知識を身につけ、五美大現役合格を目指すコース。
基礎技術の習得から、自分自身の表現力を広げ、深めるプロセスを重視したカリキュラム。1年次から、基礎的な美術表現を学び、思考力と技術を養い、表現者としての土台を築く。段階的に高度な技術と深い表現を追求し、最後の卒業作品制作に向けて、自身の個性を発揮できる実力をつけていく。
また、実際に社会で活躍するアーティストやデザイナーと出会う機会を重視し、美術館や博物館鑑賞、作品制作の過程を通して、社会的な視点を養う。

施設設備

環境に配慮したエコスクール

2004年に完成した2号館は、環境を考慮して整備されたエコスクール。自然換気を促進する機能を持つアトリウムを中心にして、ホームルームとなる教室は自然光を採り入れやすい南側に配置。照明自動制御なども取り入れ、電力の使用も最小限に抑えている。テニスコート4面分の広さがある「SAKURA DOME」は、体育の授業や部活動の活動場所としてだけでなく、入学式や卒業式などの式典でも使用。デザイン美術コース専用のアトリエ棟「創作館」は、デッサン用の石膏像をはじめ、木材を取り扱う電動機器、美術書籍や作品資料などが豊富に揃い、創作活動に集中できる環境が整っている。2階にホールを備えた「音楽堂」では、音楽の授業をはじめ、学年集会、部活動の練習、文化祭の発表などが行われる。

学校行事

二大行事は文化祭と体育祭

<体育祭>
スポーツフェスティバル(体育祭)は、天候に左右されない室内施設(例年とどろきアリーナ)で開催している。縦割りでチームを組んで行われ、一番の盛り上がりを見せるのが、ダンスやエール交換などで競う応援合戦。中高合同の行事なので、学年やクラスを超えた交流を楽しむ機会となる。

<文化祭>
橘花祭(文化祭)は、「学びの祭典」として位置づけられており、食品団体・展示・舞台の中から各クラスで企画を考える。毎年人気がある食品団体は、冷凍食品を極力使わず、生徒たちが調理室で作ったものを販売。販売するためには、生徒会役員や文化祭実行委員による面接があり、企画書や原価計算、試食会での味や盛り付けなどが厳しく審査される。過去に販売して好評だったのは、台湾焼そばやクロッフルなど。調理や接客を通じて、家庭科や理科、社会など教科横断型の学びを体験する。

<研修旅行>
2年次の海外研修旅行(修学旅行)は、コースによって行き先が異なる。

特進選抜コース:マレーシア海外研修旅行(2026年度より実施予定)。“グローバルを体感し、世界の中の日本、アジアの中の日本を考える”をテーマに、現地での生活体験や学生との交流、クアラルンプール市内研修の他、テーマ別選択研修も行う。

文理総合コース:探究型フィールドワーク研修(2026 年度より実施予定)。“探究のスキルを磨くフィールドワーク”をテーマに、自分の興味関心に合わせて行き先を選ぶ研修旅行を実施する。研修先は、台湾、バリ、ベトナム、北海道、宮城県、長野県、長崎県、鹿児島県(屋久島)から選択。

デザイン美術コース:フランス海外研修旅行。芸術文化にあふれるフランス・パリを訪れる。ルーブル美術館、オルセー美術館、オランジュリー美術館、ピカソ美術館などで多くの芸術作品に触れることによって自らの感性を磨き、創作意欲を高める機会としている。また、現地の歴史文化にも触れ、異文化理解の大切さを学び、国際感覚を磨く。

部活動

全国レベルで活躍する硬式テニス部

部活動では、コミュニケーション力や礼儀・マナーを大切に、試合や発表会以外にも目標を持って活動できるように指導を行っている。硬式テニス部は、全国大会上位を目指し、活動している。男子は、関東大会ベスト16(2019年)、全国私学大会出場(2019年、2020年)、女子は県3位(2020年)、全国私学大会出場(2020年)を果たした。
女子校時代からの歴史がある弓道部は校内の弓道場で練習し、関東大会に出場するなど、試合でも好成績を出している。文化部では、筝曲部、茶道部、華道部は専門の指導者を招いて活動。

進路指導

多種多様な進路をサポート

「Classiポートフォリオ」や「スタディサプリ」などのICTを活用した大学受験対策に全校で取り組み、外部の模擬試験(スタディーサポート)で学習到達度を定期的にチェック。その結果をもとに、学期に1回は2者面談を実施している。英検取得にも力を入れており、放課後に英語科の教員が自主的に講習を開いたり、2次試験前には全英語科教員が面接の練習を担当する。2021年度から、全員年1回は英検を受験。

<特進選抜コース>
放課後の学習時間を確保するために、学習サークルを設置。生徒一人ひとりの目標に合わせて学習プランを準備している。1年次から定期的に実施している教科担当者会議で、各生徒の伸びや弱点、希望の大学などの情報を教員間で共有し、それぞれに適したプラスαの教材などをアドバイスしていく。

<文理総合コース>
2年次から、一般選抜で大学合格を目指す「特別選抜コース」への移動も可。3年次には、総合型選抜や学校推薦型選抜で受験する生徒への指導をマンツーマンで実施。担任以外の教員も指導にあたり、小論文対策では時事問題や社会問題を中心に、語彙力と文章構成力を高める。面接練習は複数回行い、志望動機を掘り下げ、自分の考えをわかりやすく簡潔に伝える練習を重ねる。特進選抜コース同様に学習サークルを実施。どのクラスも日々の学習指導から一人ひとりに目を配り、教員が一丸となってサポートする。

<デザイン美術コース>
多摩美術大学や武蔵野美術大学など、5美大を目指す。国語や英語の力も重要となるため、デッサンだけでなく、学科もしっかりフォロー。英検取得は、美大の受験にも大きな力となっている。

その他

「焼き立てパンの販売」「スラックスも選べる制服」

昼食は弁当の持参が基本だが、昼休みに老舗の焼き立てパンを販売している。調理パン、菓子パン、サンドイッチやバーガー類など種類も豊富で、価格は100円台~200円台。文化祭でも販売され、生徒だけでなく保護者からも好評。
制服は、濃紺色を基調としたブレザースタイル。夏・冬とも、女子のボトムスにはスラックスも用意されている。2021年度から、スラックスのデザインがよりスタイリッシュにモデルチェンジ。

制服

生徒の投票により選ばれた制服

同校の制服は生徒の投票により選ばれたもの。 男子の制服は、中学生と高校生では、ネクタイの柄が異なる。女子の制服は、中学生はリボン・高校生はネクタイとなっている。女子生徒は、スカートだけでなくスラックスを制服とすることも可能。また、季節にあわせて、コート・セーター・ベストなどもコーディネートできるようになっている。

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